8月2日 |
参加隊が続々と森吉入り
日本ジャンボリー
「第十二回日本ジャンボリー」(ボーイスカウト日本連盟主催)があす三日、森吉町の奥森吉青少年野外活動基地を主会場に開幕する。大会は三十三カ国約五百人の外国隊を含め約二万七千人が参加する国際野営大会。一日はボーイスカウト秋田連盟派遣団が結団式を行って会場入りしたほか、各連盟の先発隊も続々到着し、全体の四分の一が会場入りした。きょう二日が会場入りと設営のピークとなる。
秋田連盟派遣団は四百八十一人。主力の参加隊(四十人編成、十隊)は、小学六年―中学三年のボーイスカウトと指導者で構成する。このほか大会本部役員六十二人、県連盟本部役員六人などが参加する。
結団式は午前十一時半から、森吉町の前田小学校グラウンドで行われた。県連盟副連盟長の宮田征文県教育次長が「地元大会とあって(秋田派遣団は)注目されている。友達をたくさんつくって、自然を守るキャンプ生活をおくり、生涯忘れられない思い出をつくってください」と激励した。この後、宮田副連盟長から秋田派遣団長の佐々木耕二県連盟コミッショナーに連盟旗が授与された。
佐々木団長は「奉仕の気持ちで頑張ろう」と呼び掛け、参加隊員を代表して、秋田第一隊の佐藤安男君(大館一中二年)が「外国や全国のスカウトと交流し、日本、秋田の美しさを知ってもらい、意義あるジャンボリーにしたい」と決意表明した。
森吉山ろくの会場には、秋田連盟をはじめ、岩手などの参加隊が続々入り、設営を開始した。大半の連盟の本部役員が先発隊として入り、テントサイトの区割りなどを行った。バスで秋田入りした連盟が多く、愛知連盟本部は、三十一日午後九時に名古屋をたち東北自動車道経由で、十八時間かかって一日午後三時に会場入りした。
<写真は秋田連盟派遣団の結団式>