超キャンプファイヤープログラム

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■27日晩キャンプファイヤープログラム

指導者スタンツ「チョベリバ教団」全シナリオ

配役
スイートン様…トーテムポール風のいでたち
伝導師…おにの面、はでな衣装、ちょうちん
鐘つきばあさん…なべ、棒、はでな衣装
お清めじいさん…ほうき、はでな衣装
かつぎ手4人…スイートン様をかついで行進する
カーラスどん…カラスのくちばし、黒ごみ袋衣装
ターヌキどん…たぬきの面、茶色衣装
集金係…がま口財布

「教祖さまのお成〜り〜」
かけ声とともに、教団の行列が入ってくる。先頭から順に伝導師、鐘つきばあさん、お清めじいさん、教祖さま、その両サイドにカーラスどん、ターヌキどん、後ろに巫女信者たちが続く。
伝導師=ちょうちんを前に先頭を講釈しながら、偉そうに歩く
鐘つきばあさん=なべの底をたたく
お清めじいさん=教祖さまの前をほうきでていねいにそうじする
かつぎ手=スイートン様をかついで行進する
カーラスどん、たーぬきどん=両サイドでガード、周囲を威嚇する
巫女=教祖さまの後をしずしずと歩く

伝導師「こらこら者ども静かにせぬか。これはトーテムポールのように見えるが、そんな安っぽいものではな〜い。おそれ多くもチョベリバ教団のご神体さまであらせられるぞ。おのおの頭が高〜い。平伏せい」
…などといいながら、ファイヤーを一周して正面に陣取る。
伝導師「さてもめでたや、本日は999年の伝統を誇る我がチョベリバ教の、年に一度のありがた〜い伝導の日である。村人たちはみな集まったかな。そもそもわがチョベリバ教団の高祖さまが、蒜山の奥深き山より野にくだりて、この世にありがた〜い教えを説いたのが、今を去ること999年まえ。その後、教祖さまがこのスイートン像を残し、これに祈りさえすれば、何でも願い事がかなうという、ありがい教団をつくられたのじゃ。それ、カーラスどん、ターヌキどん、迷える愚かな人間どもをつれてくるのじゃ」
…カーラスどん、ターヌキどん、走っていって村人を捕まえてくる。
 村人2人(男女大人)、スイートンさまの前に座らせられる。
伝導師「おまえが迷える愚かな人間か。よいよい、思いのたけを申してみるがいい」
こらこら、おまえはわが教団の礼儀も心得ぬのか。スイートンさまの前では、ほれこのようにスイートン、スイスイ、スイートン、スイスイ、ひいーて、ひいーて、トントントン。これが作法であろうが。やってみい」
…伝導が変な踊りを踊ってみせ、村人にやらせる。
その後、村人は願い事を話す。
…村人交代、村人(女)が教祖さまの前に出る。
…同じ踊りをして。願い事を話す。
…村人が帰ろうとすると伝道師がひきとめる。
「こらこら、何か忘れ物があるじゃろが。願い事がタダでかなうわけなかろう。ほれ、金じゃ、そんなはした金では無理じゃ。もうちょっと。よしよし、いいぞ」
…集金係がお金を受け取る。
…その後何人かを連れてきて、それぞれ願い事を言わせて集金する。
頃合を見て、教団のみんなとよろこびあう。
伝導師「もうかった。もうかった。いやー教団というのはもうかるな。愚かな人間どもは金さえ払えば願い事がかなうと思っておる。このスイートン様なんて、そのへんで拾ってきたただの棒なんだよな。これを神様だといってだませば、ほれこのようにじゃんじゃんお金がもうかるぞ」
…といって、みんなで喜んでいると、スイートン様が突然どなる。
「こらそこの愚かな人間どもよ、天罰じゃ。スイートン」
…というと、教団の全員がいっせいに苦しみ出す。
「あれ、おかしいぞ。ただの棒っきれがしゃべってる」
スイートン様「わしは本当の神である。確かにはじめはただの棒っきれだった。しかし多くのまじめな人間たちが、真剣な願い事をたくしているうちに、本当の神が宿るようになったのじゃ」
教団員「うそ、うそ、これはおれが山から拾ってきたぼうだぞ」
…といって蹴ろうとする。
スイートン「この愚か者が、スイートン!」
…といわれると、教団員は頭を抱えてうめく。
「まだわからぬのか。多くの善良な人々の心が、一本の棒っきれに本当の神様を宿したのじゃ。これからはまじめな教団として、人々を助けるのじゃ。いいな」
「ハハー」
伝導師「よし、これからは心を入れ替えて、人のためにつくす教団になるぞ。めでたいめでたい。そうだ、心を入れ替えた記念に、あの、名物「団結踊りをみんなで踊ろう」
…と言って、全員をまきこんで「団結踊りへと続く
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